こんにちは、KOUです!
今回は「Enotria:The Last Song」の体験版の感想・評価・レビューとなります。
体験版の配布は7月末で終わっているようなので、DLできていない方は参考にして下さい。
体験版は全て英語表記であまり仕様が理解できなかったので、今回は主に操作感やモーションに重きを置いて書いていきます。
製品版は日本語対応しているので(日本語フルボイスもあり)、不明な点は製品版をプレイ後に補足していきます。
※PS5版でプレイ
※製品版プレイ後の感想も追記しました。
どんなゲーム?
イタリアのゲームメーカー「Jyamma Games」制作の、ソウルライクの高難易度アクションRPGとなります。
ソウルライクではなく「サマーソウル」と制作側がコンセプトとして掲げているように、ダークソウルシリーズのような暗い陰鬱なステージがメインなのとは違い、イタリアの伝承や文化をベースにした美しい街並みや景色などの明るいステージが多く存在しているようです。
ダークソウルシリーズのような篝火のシステムやソウルによるレベルアップの方法など、体験版をプレイしている感じ基本的なシステムはほぼ同じと思ってもらっていいです。
操作感・モーション
攻撃・パリィ
- 「R1ボタン」弱攻撃
- 「R2ボタン」強攻撃
- 「×ボタン」ジャンプ
- 「〇ボタン」回避・ダッシュ
など、基本的な操作・ボタン配置はエルデンリングに似ています。
しかし、盾を使用してのガードが無いことが大きな違いでしょうか(カット率は低いですが、いちおう腕でガードはできます)。
その代わりにパリィを用いて敵の体幹(のようなもの)を削って致命の一撃を入れられる点は、SEKIROにも似た点があります。
敵の体幹を削るにはパリィの他に通常攻撃でも削れるので、これらで体幹を削って致命の一撃で大きなダメージを与えることがメイン火力となりそうです。
あとその他気になる点では、ジャンプ強攻撃ができない&ジャンプ弱攻撃でもスムーズに出ないことが、製品版ではどう調整されているか気になります。
音
斬撃音や敵が死んだ時の「バシュッ」という音などは、ダークソウルっぽさ(というかほぼ一緒)があって違和感ない感じです。
あとはパリィを決めた時の音がちょっと気持ちいいので、何回も決めたくなりますね。
※音や攻撃のモーションは動画で確認して下さい。
★製品版プレイ:追記
操作感は体験版とそれほど変わりはないように感じます。
しかし入手できる武器種が増え、モーションや速さが変わって使い勝手がいい武器も増えてきたので、徐々に慣れてきたせいかそこまで操作感・モーションに関しては気にならなくなってきました(劇的に良くなったという感じではないですが)。
他に気づいた変更点は、パリィ時の音が少し控えめになった気がします。
一応は少なからず、体験版からの微調整はされているようです。
動き・回避
ローリング回避はソウルシリーズと同じですが、敵をロックオンするとクイックステップになるのが大きな特徴です。
しかしクイックステップがけっこう回避しづらいので(タイミングがシビアな感じ)、これに関してはローリングの方が個人的には良かったように思います。
その他、移動スピードの速さなどは、ソウルシリーズと大差ない感じです。
また、ソウルシリーズでは装備重量によって回避モーションの大きさが変わったりしますが、この点は体験版では確認できなかったので製品版をプレイしてから追記していきます。
★製品版プレイ後:追記
※重量という概念がないため、回避モーションの変化はありません。
操作方法
詳しい操作方法に関しては、こちらの画像を参考にして下さい。
英語表記なので少し分かりにくいですが、やれることはエルデンリングに少し似ているような感じ。
特徴的な操作として「L2+R1」の操作をすると、特定の場所で足場を作れたり壁を破壊できるなどのギミック解除をすることができます。
システムなど
強化
仮面
このゲームにおける最大の特徴は、「仮面」によるビルドチェンジが可能なことだと思います。
仮面はセットした3つの中からいつでも十字キーで変更が可能で、あらかじめスキルや武器などを設定しておいて、攻撃重視・防御重視などのスタイルを対峙する敵によって変えることができます。
そして仮面自体にも様々な特殊効果が付いており、これらを組み合わせてビルドを組んでいく面白さがあります。
また、仮面を変えることによって仮面だけではなく全体の見た目も変わります。
そして仮面を変更するとステータスの変化も生じます。
上の画像は参考までに仮面を変えた時のステータスの変化です。
デフォルトのままで何もいじってない状態ですが、仮面を変えるだけで攻撃力や防御力・耐性以外にも、HPやスタミナなどの重要なパラメータも変化するので奥深いですね。
仮面によるビルド構成が、かなり難易度に関わってきそうな気がします。
レベル
レベルに関しても、ソウルシリーズ同様に「メモリア」と呼ばれる経験値(=お金?)を用いて任意の各パラメータを上げる事ができます。
メモリアは過去のソウルライクゲームと同じように死ぬとその場にドロップして、再度死ぬまでに回収しないと永遠にロストするお馴染みのシステムになっています。
武器
武器の強化もこれまでのソウルシリーズと同様に行うことができます。
メモリアと素材を用いて強化できます。
また仮面の強化も同じように行えるようです。
スキルツリー
装備の強化以外にも、スキルツリーでスキルを獲得して強化できるのが大きな特徴でしょう。
獲得したスキル(パーク)は、仮面に装備してあらかじめセッティングしておくことが可能なので、ビルド構築の上で非常に重要な要素となります。
中継ポイント
ソウルシリーズの篝火のような中継ポイントは、このゲームにも当然存在します。
仮面のセッティングやスキルツリーでのスキル獲得・レベルアップ・ファストトラベルなど、機能はソウルシリーズで行える事とそう大差はないです。
ここで休むと回復瓶の回数が復活することや倒した敵が復活することなど、これまでのソウルシリーズの作品と同様となります。
感想・レビュー
気になったところ
- 雑魚敵がそれなりに強い、単独配置が少なく苦戦することも
- 攻撃・動きのモーションなどやや硬いというか滑らかさがあまり無いような
- キーコンフィグが無い
- 壁際の移動時にカクつく所がある
- 安定してパリィできるかどうかで難易度がかなり変わるような
雑魚が割と強め
雑魚敵がそれなりに固く強めの調整となっています(体験版では)。
二人以上一組でいる場合も多く、釣りだして1対1で勝負するなどの戦法が取りづらく苦戦することも。
ここ最近のソウルライクゲームの中では、道中で一番死んだ気がします。
仕様がまだよく分かってなく手探りでプレイしていたこともありますが、この辺りの調整が製品版ではどうなるか気になります。
ただレベルアップや仮面・武器の強化で変わる所もあるので、進めていくとその辺りは緩和されていくかもしれません。
★製品版プレイ後:追記
レベルや武器の強化・ビルド等でけっこう攻撃力が変わってくるので、きっちり対策していけば少し楽になりました。
動き・モーションの硬さ
これまでプレイしてきたソウルライクのゲームよりは、少し動きに硬さというか滑らかさがあまり無いような気がします。
この手のアクションゲームとして最低限の動き・モーションができているといった印象です。
多分ソウルシリーズをやり込んでいる方には、一番引っかかるところだと思います。
キーコンフィグ
体験版ではキーコンフィグがありません。
ジャンプ(×)と回避(〇)のボタン入れ替えだけでもしたかったので、製品版では導入されていることを願います。
★製品版プレイ後:追記
製品版でもキーコンフィグ無し・・
移動時のカクつき
壁際を移動していると、カクカクするのが非常に気になります。
これ以外にも調整しきれていない箇所や、バグみたいなものがあるかどうか気になってきますね・・
★製品版プレイ後:追記
製品版でも同じ場所で同じようにカクツキました。
狭いところのカメラ視点によっては、同じようにカクつくところはありました。
パリィゲー?
パリィの効果
パリィは敵の攻撃の無力化の他にも体幹ゲージを大きく削る効果があります。
体幹ゲージを削り切ると致命の一撃を入れられますが、その後に仮面の能力が発動するみたいなことができるようなので、パリィはその発動のためにも重要なアクションと言えます。
少しムズイ
ロックオン時の回避がけっこうやりにくいため、パリィがある程度やれないとかなり難しくなると思います。
パリィの受付時間はそれなりに甘い気もしますが、やや早めのタイミングでボタンを押さないと上手くできない感じがします。
ディレイ攻撃が多い敵が序盤からけっこういるので、慣れるまではかなり苦戦するかと。
まとめ
これが体験版仕様なのか製品版で変わってくるかどうかで、けっこう評価が分かれると思います。
体験版のみの評価で考えると、可も不可もなくといった感じです。
今回の体験版は全て英語表記だったので、細かい仕様をあまり理解せずに進めたため、製品版ではより仕様の理解が進んで面白くなることは間違いないとは思います(体験版を日本語ローカライズで出してたら、けっこう評価は良くなってたかも)。
私は製品版を購入するつもりですが、色々と気にかかる点を感じるなら少し購入を待ってもいいような気はします。
★製品版プレイ後:追記
その他、気になったところまとめ・追記
- 日本語ローカライズが完全ではない(一部英語の所もあり)
※デイワンパッチで解消されたかもしれません。英語表記だったところが日本語に直ってました。 - ダークソウルでいう素性(最初の職業)は無し
- 翻訳の内容が少し怪しいところがある
- 属性の相性がありますが、どのスキルがどの属性なのかパッと見で分からない(全部覚えないといけない)
弱点属性を突かないと硬すぎる敵がいるので、覚えてないと物理攻撃ゴリ押しになってしまう - アイテムリスト、縦一列なので種類が多くなってくると探すのが非常に面倒(ソート機能は一応ありますが)
- ボイスと字幕に少し違いがある
- 会話中フリーズ1回あり(オートセーブあるので大きな事故にはならない)
- パリィゲーの宿命なのか、やたらディレイ攻撃に磨きをかける敵がわんさか出てくる
- スキル(パーク)の振り直しが無い?(=色んなビルドが試せない、併用しづらい)
- ステータス振り直しのアイテムがあるが、肝心の使用場所が不明、説明不足で分かりにくい
- 武器の数はかなり多いが、性能が似たり寄ったりであまり違いが感じられない
中盤あたりまでプレイして気になったところはこの辺りです。
やはり日本語になって仕様の理解が深まると面白くなってきました(翻訳が怪しくてよく分からんところもありますが)。
少なくとも体験版より面白くプレイできているので、気になる方は購入してみてもいいかもしれません。
しかしソウルシリーズほどの出来を期待しているとガッカリするかもしれないので、その点は注意して下さい。
プレイ時間が増えるほど粗が出てきますが、細かいところを気にしがちな方にはあまりおすすめできません。
最後に直近のゲームトレーラーを置いておきます。
■対応機種:PlayStation®5 / Xbox Series X|S / PC(Steam、Epic Games Store)
■発売日:
スタンダードエディション 2024年9月19日(木)
デラックスエディション 2024年9月17日(火)
※公式情報のアーリーアクセス72時間先行は間違いでした、頼むよセガさん・・
■希望小売価格:
スタンダードエディション:7,150円(税込み)
デラックスエディション :8,778円(税込み)
“Enotria” is a trademark of Jyamma Games S.r.l. All rights reserved.
“Jyamma Games” is a registered trademark of Jyamma Games S.r.l. All rights reserved.
©2024 Jyamma Games ©Enotria: The Last Song.
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