感想・評価・レビュー

【PoE2】アーリーアクセス版を100時間遊んだ感想・レビュー【Path of Exile2】

こんにちは、KOUです!

今回はPath of Exile2アーリーアクセス版の感想・レビューについて紹介していきます。
エンドコンテンツを含め、だいたい100時間以上プレイした感想となります。
これからアーリーアクセス版を購入予定の方や、製品版(基本プレイ無料)をプレイしようと検討中の方は参考にして下さい。

※ハクスラ系のゲームはほぼ初心者に近いです。前作のPoE1も未プレイなので、ハクスラがとか前作と比べてとかはあまり考慮せずに、ハクスラ初心者によるPoE2のゲーム自体に対するレビューだと思ってください。
※PS5proでプレイ

 

ゲームの内容

販売価格

アーリーアクセス版

PS5・Xbox・PC版など各プラットフォームで、アーリーアクセス版は約4,500円(30ドル)ほどの販売価格となっています。
しかしゲーム内通貨である300コインが付属しているので、それを考慮するとゲーム自体はほぼ無料といえる値段設定となります。

コインは主に、入手した装備品やアイテムなどを保管できる倉庫(スタッシュタブ)の拡張をするために使用できます。
また、このゲームにはアイテムを各プレーヤー同士でトレードできる機能がありますが、アイテムの売却をするためには専用の倉庫(有料)が必要となります。
そのため、より深くプレイするためにはどっちみちコインを使用する必要が出てきます。

製品版は無料

2025年内にリリース予定の製品版は、プレイ自体は無料ですることができます。
ただし倉庫の拡張は課金しないとできないので、トレード売却をしたり快適にプレイしたい場合は、いくらかの課金が必要です。

課金は必要?クリア時間は?

アーリーアクセス版は全部で3つの章(Act)から構成されており、1周目をクリアすると高難易度バージョンで再び2周目となる3つの章をクリアしていきます。
2周目をクリアすると、アトラスと呼ばれるエンドコンテンツをプレイすることができます。

1周目のクリア時間は、私の場合はだいたい45時間くらい(けっこう寄り道したり隅々まで探索してます)。
2周目は慣れの部分がかなり大きくなってくるので、だいたい15~20時間ほどだと思います。

エンドコンテンツに行くまでは、ほとんどトレード無しでプレイしていたので(2周目ラストでトレード解禁)、倉庫の拡張をせずともプレイ自体はできます。
ただしアイテムの種類が豊富にあるので、その整理をするために倉庫を買った方がストレスなく快適にプレイできます
トレードによる購入は課金無しでも行えるので、Actクリアまでは課金をしなくても問題ないと思います。

そしてアーリーアクセス期間のアプデや製品版になるとAct数がいくつか追加されていくと思うので、さらにより長く遊べるようになると思います。

 

基本はアクションRPG

アクションRPG

基本的なゲーム性は、見下ろし型視点(固定)のアクションRPGとなります。
各エリアをステージ毎に進めて行き、ステージ最後にボスが待ち受けるのが主な攻略パターンとなります。

各クラスの豊富なスキルを使用しながら、回避(ドッジロール)も使用しつつ敵を倒していきます。
移動スピードがやや遅くもっさりした感じがありますが、アクションは快適で柔軟にサクサク動くことができるので、それほどストレスを感じることは無いと思います。
※移動スピードは装備で上げられます

 

クラス・育成

ビルド

クラスはウォリアーやモンクなどの近接攻撃職と、ソーサラーやレンジャーなどの遠距離攻撃職があります。
それぞれ特徴を持ったクラスが6種類(製品版ではさらに6種類追加)、そして各クラスの上位職が2種類(製品版ではさらに1種類追加)用意されています。

育成は武器・防具を更新していく他に、レベルアップによりパッシブポイントが付与されるので、それを使ってスキルツリーからパッシブスキルを入手して強化していきます。
スキルツリーがかなり複雑に分岐しているので、ビルド構成は多岐にわたり自分好みのビルドを組むことができます。
ただしポイント付与には限りがあるので、取れる中でどれをチョイスしていくかを考えるのはけっこう楽しいです。

 

基本的なゲーム構成

これ以上いろいろと解説していくとキリがないので、簡潔にこのゲームのハクスラ要素というか進め方を紹介していきます。
一応はストーリーがあるので、Actではクエストに沿って進めていくことになります。


  1. クエスト受注(重要キャラと会話)
  2. 各エリアのステージに進む
  3. ワラワラ湧いてくる多くの敵を倒しながら進む
  4. お金やアイテムをドロップするので、それを獲得していく
  5. ステージ内のボスを倒してクリア、拠点に戻ってクエストを完了させる
  6. 獲得したお金やアイテムでプレイヤーを強化する
  7. 次のクエストを開始する(以下繰り返し)

ざっくり書くとこんな感じです。
同じことをひたすら繰り返しプレイすることになりますが、なぜか飽きずにプレイできる中毒性があります。

 

感想・レビュー

ここからは良かった点・悪かった点などをまとめていきます。
割と細かい所も書いていくので参考にして下さい。
私はPS5版でプレイしていますが、各プラットフォームごとにメリット・デメリットがあると思うので、プレイしている環境で少し違った感想になるとは思います。

 

結論から言うと・・

不満点はそれなりにありますが、ハマれば時間がかなり溶ける良ゲーです。
まだアーリーアクセス版なので改良の余地は多く残っていますが、それでも面白い所も多くてけっこう時間泥棒なゲームでした。

 

個人的に良かった点

ハクスラゲームにしてはアクション性が強め

私は前述の通りあまりハクスラゲームには精通していないですが、色々と情報を集めてみると、ハクスラゲーにしてはアクション性がかなり強調されているようです。
「見下ろし型視点のエルデンリング」と一部では呼ばれているようですが、これは割と的を得ているように思います。

けっこう死にゲー要素が強く装備やビルドで殴り勝つというよりは、プレイスキルを上げたり敵の行動を覚えることがかなり重要となってきます(ただし中盤以降、強いビルドがしっかり組めれば無双できます)。
ハクスラにこういったものは必要ないという声もあるようですが、個人的にはアクション性が強いゲームの方がやり応えがあって面白いと思うので、この点は気に入っています。

Actでは死んでもデスペナルティが一切無く、ボス戦前には必ず復活できるチェックポイントがありストレスなく再プレイできるので、その点はきっちり配慮されています。
ボスは特に強くて何度もトライしないと倒せないものもいるので、倒した時の達成感はかなりあります。

スタミナや重量といった概念は無い

モンハンやソウルシリーズなどと違ってスタミナが無いので、自由に何度でも攻撃・回避し放題なのはかなり快適です(MPがあるので回復しない限りスキルは有限ですが)。
アクション性が強くても、スタミナに縛られることが無いのはかなり大きいです。

そして装備品やアイテムの重量制限も無いので、その点について何も考えなくていいのもメリットです。

トレード機能で好みの装備を買える

これに関してはいい所・悪い所の両面がありますが、自分の望み通りのMOD(ダメージアップなどの追加効果)が付いた武器・防具を選んで買うことができるので、装備の強化はかなりしやすいです。
個人的にはトレード機能はデメリットの方が大きいと思っていますが、この点だけはポジティブに捉えています。
もし行き詰ってもトレードにより装備更新がかなり簡単に行えるので、これだけで詰みにくくなるのはプレイヤーにとっていいことだと思います。

 

気になる点

ハクスラの醍醐味とトレード

ハクスラゲーと言えば、「敵を倒し続けて超レアな装備をドロップさせてゲット!」というイメージです。
しかしこのゲームは、ドロップからの装備更新はほとんどありません。
どちらかというと、レアな素材やアイテムを集めるのに必死になるゲームになってきます。
※オーブというアイテムがトレードにおける通貨と装備強化を兼ねているので、それらをかき集めるのがエンドコンテンツになります

これは正直トレード機能ありきとしてのゲーム性になるので、装備品よりオーブ(通貨)集めがメインになってしまっています。
いい点の所で書いたように、トレードでピンポイントで自分の望む装備が買えるのは楽でいいとは思いますが、これはこれで超レアな装備をドロップさせるために周回する醍醐味を失うことにもなるので、人によってはつまらないと感じることもあると思います(私はこっち派)。

トレード以外では武器・防具の強化ができる

先ほど書いたオーブを使用して、装備品の強化を行えます。
主に追加効果を付けるために使用できますが、その効果はランダムになるので望みの効果が付くとは限りません。
そういった意味ではギャンブル性があるので、ハクスラ向きの仕様とも言えるかもしれません。
ただそのオーブを1個使えば、望みの効果が付いたそこそこいい装備がトレードで買えるのが悩ましいところです・・

ユニーク装備

装備品のレア度で一番いいものはユニーク装備となりますが、そのユニーク装備はいい性能のものがそれほど多くありません。
どちらかというとかなり尖った性能のものが多く、実際高値で取引されているのは、その一段階下のレア装備品がかなり多くなっています。
それなりに派手なエフェクトとSEでユニークがドロップした時はテンション上がりますが、性能を見てみるとガッカリすることが大半です。
ハクスラゲーのユニーク装備はこんなんだから、、と言われればしょうがないですが。

トレード機能

トレード自体も買うにも売るにもそれなりに面倒です。
自動販売機形式で市場に上がっているものを自由に買ったりできれば楽なんですが、わざわざアイテム所有者の所に移動してやり取りしなければいけません
売買は相手からのメッセージ待ちになりますが、プレイ中にメッセージが来た場合は中断してトレードしに行かなければならないのは、ゲームの楽しさを損なうことになると思います。
今後改善する予定(?)らしいですが、現状のままだとホント面倒なので早くアプデして欲しいです。

まあでも、トレードサイトで何かいい装備品がないか物色するのも時間が溶けて楽しいのはあります、一長一短ですな。

▶(参考)トレードのやり方の記事はこちら

エンドゲーム

エンドゲームの仕様はもう少し改善して欲しかったです。
ここに至るまではデスペナルティ無しのゲーム性だったのが、エンドゲームでは死んだら終了(プレイするのに消費アイテムが必要になる)、さらに経験値が減るというデメリットもあります。

ゲーム難易度が「ティア」で格付けされていますが、そのティアを上げるのにけっこうの回数を周回しないといけないのも割と面倒です。
さらに落ちるアイテムもあまりいいものは落ちないので(本当に必要なものが中々落ちない)、やる意味あんのかコレ、、とも思ってきます。

レベルが上がるペースも一気に落ちるので、モチベを保つのがけっこう大変です。
私は途中で飽きたので、違うクラスのキャラを作ってやり直しました。
正直Actを周回する方が個人的には楽しいです。
せめてマップの大きさをもう少し小さくしてもよかったのでは、と思います。

インベントリの大きさ

携行できるアイテムの枠が少ないと思います。
ポータルを使って自由に拠点を行き来できますが、ロードを挟んでまあまあ時間食うので割と面倒です。
さらにクエストアイテムは倉庫に預けられず、枠を圧迫するので余計にそう感じます。

文字の大きさ

特に会話のテキストの大きさがけっこう小さめなので、その辺があまり頭に入ってこないのはストーリーの理解などに大きく響きます。
音声は英語なのでヒアリングができる人でないと、テキスト会話を見逃すと何が起こっているのかよく分からずに進む場合もあります(戦闘中は特に無理)。
※一応はログで確認はできます。一々読んでいられないですけど

バグが多い

これはアーリーアクセス版なので仕方がないことでありますが、バグに関しては色々とあります。
PS5版ではほぼ見かけないですが、PC版ではフリーズやクラッシュすることがあるようです。
ただこれに関しては製品版がリリースされるまで時間があるので、ある程度は改善されていくと思います。

デバフひどすぎダンジョン

特に上級職のパッシブスキルポイントを取得できるダンジョンに関しては、デバフの試練を乗り越えないといけないのでやる気があまり出ない・・
クリアまで1時間以上かかる長尺にも関わらず、1回死んだらまた最初から、という鬼畜仕様なので、ここに関してはもう少し改善して欲しいと思います。
上級職のパッシブツリーが少ないからという理由な気がしますが、何ヵ所かチェックポイント有りで数回コンティニュー可とかにしてくれないと、ユーザー離れにも繋がるかもしれません。
少なくとも私はこれに関してはもう諦めました、、
最後の最後でバグでクリアできず詰み、というのも体験しましたし。

 

まとめ

まとめ

冒頭に書きましたが、買って全く損は感じない面白いゲームだと思います。
ただ全体的に高難易度で、序盤が特にキツいので人を選ぶところはありますが、長時間楽しめる中毒性のあるゲームです

アーリーアクセス版は約4,500円での購入でしたが、結果的に100時間以上遊べたゲームなので、コスパは十分すぎると思います。
製品版は基本プレイ無料なので、倉庫拡張のため少し課金することになるかもしれないですが、序盤は特に課金無しでも問題ないため、どんなゲームかとりあえず触ってみるのもいいかと思います。

不満点を色々書きましたが、それ以上に良かった点が上回っているので、総合的に面白く楽しめたゲームでした。
製品版もプレイする予定なので、そういった意味でも4,500円の購入金額はかなり安かったと言えます。

個人的にはディアブロ4よりは分かりやすく楽しめました、おすすめのゲームです。

 

Path of Exile2 攻略TOPへ

© 2010 – 2024 Grinding Gear Games

感想・評価・レビュー
最新情報をチェックしよう!