こんにちは、KOUです!
今回は「Lies of P」の製品版をアーリーアクセス期間にプレイした感想・評価について書いていきます。
ちなみに私は体験版のダウンロードをし損ねて、体験版は未プレイとなっています。
※体験版は期間限定の配信
製品版は体験版から挙動をかなり変えたらしいですが、それとの比較はできませんのであしからず。
現在のゲーム進行はチャプター3終了まで進めましたので、だいたい序盤終了辺りまでをプレイしての感想・評価となります。
※PS5版をプレイしての評価
この記事で分かる・解決できること
- Lies of Pはどんなゲーム?
- 動きや挙動はどんな感じ?
- おもしろい?買って損はない?
ゲーム紹介
タイトル | Lies of P |
発売日 | 2023年9月19日(アーリーアクセス版:9月16日) |
ジャンル | ダークファンタジーアクションRPG |
開発元 | NEOWIZ |
対応機種 | PlayStation® 5 / PlayStation® 4 Xbox Series X|S / Xbox One PC (Steam) |
価格 | ■スタンダードエディション 8,360円(税込) ■デラックスエディション 9,680円(税込) ■コレクターズエディション 14.300円(税込) |
ストーリー
地獄がクラットの街に低く垂れ籠めている。
ゼペットの作った人形となり、敵と対峙しよう。エルゴの発見によって恩恵を受けていたクラットの街は、かつては栄華を極めていた。しかし・・狂乱した人形たちの暴動により、クラットは絶望の地となり果てた。数え切れないほどの命が奪われ、生き残った者はなすすべもなく希望の兆しを待つしかできることはなかった。
この絶望の真っ只中で、青い蝶のささやきにより、ひとつの人形が目を覚ました。
この人形は、ゼペットを見つけるため、クラットの街の中を歩き進んだ。
熟練の人形職人ゼペットは、この悲劇に終止符を打つことを目論んでいる。
主人公である君はゼペットの作った人形となって旅に出て、狂気の人形たちと対峙し、クラットにかつての平和を取り戻すべく彼らと戦うことになる。
どんなゲーム?
Lies of Pは、開発元がNEOWIZという韓国の会社です。
ソウルライクゲームであると公言されている通り、フロムソフトウェアのダークソウルやブラッドボーンに似た高難易度アクションゲームとなっております。
物語はピノキオを題材にしており、反逆した人形たちによって世界が崩壊に追い込まれ、暴動や流行り病などの混沌の中で生き残った人間たちが、主人公である人形と協力しながら世界を再び平和にする、というストーリーです。
システムやUI・世界観・戦闘などは、ソウルライクを謳っているようにほぼダークソウルやブラッドボーンに近い作りとなっています。
体験版があればプレイしてみて直に感じられると思いますが、既に配信期間が終了してしまっているので、実際はどんな感じなのか感想と共に書いていきます。
世界観・グラフィック
ピノキオが題材となってるとはいえ、暴走した人形や機械に支配された荒廃した世界となっており、かなり重い雰囲気の世界観。
悪に目覚めた人形や機械たちは、殺意に満ち溢れ全力でプレイヤーを殺しに来ます。
ステージも町・工場・洞窟や廃村などバリエーションは豊富で、中世のダークファンタジーが好きな方には必ず刺さると思います。
そして私がプレイして驚いたのが、グラフィックがかなり綺麗なところ。
ギミックなどの作り込みは本家には及ばないと感じますが、繊細に描かれた背景や建物などのデザインは、PS5のゲームの中でも上位に入るようにも思います。
攻撃・回避モーション等
ステップする・ローリングする・弱攻撃・強攻撃・タメ攻撃など、操作感はほぼダークソウルやブラッドボーンと同じです。
ただし細かいところの挙動などは、当然ながら変わってきますが。
攻撃
体験版での評価を受けて、モーションなどはかなり変えたとのことなので、実際どんな動きをするかGIF動画を貼っておきますので参考にして下さい。
使用している武器はサーベル(バランスの取れた速さ・強さ)で、弱攻撃→タメ攻撃→致命攻撃を入れています。
使う武器によってモーションが速い・重いなどがありますが、個人的には感触として特に不満はないです。
武器のカスタマイズでリーチや切り方、能力補正の変更などかなり柔軟に調整ができるので、自分好みのモーションの武器を探して使えるのは中々面白いところです。
武器はブレード(刃)と柄を組み合わせて構成しており、その組み合わせによって様々な特徴を持った武器を作ることができます。
ブレードは攻撃力とリーチ、柄は切り方(モーション)と能力補正を担っています。
自由に何回でも組み変えられるので、中々倒せないボスに対してアレコレ有効な組み合わせを考えたりするのが楽しくなってきます。
回避・ガード
回避
ステップとローリングで回避していくのも、ブラッドボーンにかなり似ています。
体験版ではもっさりしているとの声があったようですが、個人的にはあまりそのようには感じませんでした。
一応ブラッドボーンの挙動をおさらいするために少しだけプレイして比較しましたが、Lies of Pの方が短く細かいステップとローリングです。
しかし、速さに関してはやや遅いかも、その辺りがもっさりと言われていたのかもしれません。
回避の無敵時間(フレーム回避)は、そこまで大差がないように感じます。
ガード
ブラッドボーンとは違って、Lies of Pはガードでの防御も可能です。
ただし、ガードをしてもダメージをけっこう削られるシステムなので、少々使いづらい面も。
しかしその救済として、ガードで削られた分のダメージは、一定期間までに反撃して当てた分だけ回復できる、リゲインというシステムがあります(ブラッドボーンにも似たようなのはありました)。
使い慣れればガードも悪くはないですが、ボス戦などの強力な攻撃に対しては一気にHPを持っていかれるので、回避中心で立ち回った方がいい場合もあります。
HPを削られないジャストガードもありますが、判定がけっこうシビアでタイミングが難しいので、上級者向けのアクションかと。
雑魚敵にはガード、ボスには回避が有効で、上手く使い分けることが重要に感じました。
その他感想・気になったところ
日本語翻訳が少し雑
日本語の翻訳で誤字があったり、表現があいまいで少し分かりにくい所が一部ありました。
すごく気になる、というレベルではないですが、日本製のゲームに慣れている方は少し気になるかもしれません。
あとはフロムゲーと言えばフレーバーテキスト(アイテムの説明など)も魅力ですが、本作は翻訳のせいなのかその辺りのセンスは本家には少し及ばないようにも感じます。
チュートリアル
システムや操作面などのチュートリアルが、ゲーム進行中に多く登場するので分かりやすく、後からでも確認できるのは良かった点。
ロード時間
PS5版でのプレイですが、エリア間移動や死亡した時の再チャレンジのロード時間が10秒前後かかるので、PS5のゲームにしては少し長い方になります。
トライ&エラーを頻繁に行うゲームなので、もう少し短ければ・・と思います。
あとは、レベルアップが拠点のホテルに帰らないと行えないので、その往復のロード時間もけっこう気になります。
エリア構成
ダークソウルやブラッドボーンはエリア間で色々な所と繋がっていたり、攻略順序も少し融通が利いていたと思いますが、Lies of Pは今のところですが基本は1本道。
ちょっと遠出して強い武器を取りに行ってみる、、といったようなことができないのは、評価が分かれるところでしょうか。
ショートカットの繋がり方も、フロムゲーの方が分かりやすく親切のようにも感じます。
まだまだ序盤なので、これに関しては評価が変わるかもしれません。
難易度
エリア道中の攻略は、死にゲーに慣れている方なら恐らくそれほど難しくは感じないと思います(序盤は、ですが)。
敵の死角からの出待ちや出現パターンなど、割とお馴染みのものが多く、いい意味でも悪い意味でも分かりやすい。
ただし、ボスはかなり強くて苦戦しました。
中ボス辺りだとそこまで苦労はしないですが、チャプターボスはけっこう強くて歯ごたえがあります。
しかし「助霊(NPCの助っ人)」という救済システムもあるので、ボス戦の難易度自体は少し下げる事もできます。
武器の研磨
武器には耐久度があり、耐久値が落ちていくと攻撃力も下がってしまいます。
ボス戦だけでもけっこう落ちてくるので、最低でも1~2回は研磨しなければならなく、それをゲーム性と捉えるか面倒なシステムと捉えるか・・
しかしゲームを進める事で、研ぐことで炎属性追加などの特殊効果を武器に与えることができるようになるので、一応のメリットもあります。
総評
まとめ
- 世界観はかなりいい、綺麗なグラフィックでダークファンタジーを堪能できる
- チュートリアルは丁寧
- 攻撃・回避モーションは、慣れると問題ないように思う
- 武器カスタマイズは面白い
- ロード時間がもう少し短ければ・・
- エリアの構成は今のところ単純
- 難易度はけっこう高め(特にボス)
まだ序盤なので断定はできないですが、いい所・悪い所は色々あります。
メタスコアが82(PS5)で、メディアの評価自体はそれなりにいい方の部類に入ると思うので、不満に思った点はゲームを進める内に改善されていくのかもしれません。
買って損はない?
死にゲーやこの手のゲームが好きならば、間違いなく買って損は無いと思います。
不満点も細かいところばかりで面白さの方が勝っており、アクション自体もキビキビ動くのでストレスはあまり感じません。
ただ難易度はかなり高いので、難しいゲームが苦手な方にはあまりおすすめはできません。
フロムゲーのようにオンラインでの協力プレイで助けてもらうこともできないので(助っ人はNPCのみ)、自身のプレイスキルを上げないとボス戦はかなり厳しくなると思います。
ここ最近のゲームを基準で考えると、ジャンルは少し異なりますがアーマードコア6やウォーロンをクリアできるほどの腕前なら問題ないかと思います。
私は買うかどうか少し悩んでましたが、欲しいゲームの発売が少し先になるので買いました。
クリアまでまだまだ先ですが、面白いので買って後悔は全くないです。
以上で感想・評価・レビューを終わります。
購入を悩んでいる方に参考になれば幸いです。