FF16

【FF16】クリア後の感想・評価・レビュー(ネタバレなし)

こんにちは、KOUです!

今回はFF16のクリア後の感想・レビューについて書いていきます。

なるべくネタバレはないように書いていきますので、これから購入しようか悩んでいる方に参考にして頂ければと。

※ネタバレ防止のため画像は貼っておりません

当記事の内容

  • 感想・評価・レビュー
  • 良かった点や悪かった点
  • 個人的に改善して欲しいところ

FF16 クリア後 所感

ボリューム面

■プレイ状況

  • 1周目ストーリークリア
  • サブクエほぼクリア(途中消滅して逃した2つ以外)
  • リスキーモブ9割ほど討伐
  • アレテストーン(バトルのスコアアタックモード)はまだ手付かず

やり込み要素はまだそれなりに残している段階で、割とまったりプレイし続けてきてクリアまでの時間は55時間ほど

ムービーシーンがかなり長いので、全部飛ばさず見るだけでもかなり時間を要します。

これにやり込み要素として2週目以降の周回プレイをすれば7~80時間くらいはいくと思うので、ボリューム面は問題なく十分あると思います。

 

アクションゲームに自信が無い方でも

1周目に関しては難易度選択はないですが、バトルを楽にできる各種指輪(攻撃をボタン1つで行える、勝手に避けてくれるなど)を装備すれば実質的に難易度を下げることができます。

そのためアクションゲームに自信が無い方でも、問題なく進めることができます。

もしボス戦などでゲームオーバーになってしまっても、ボス戦の途中から再開できるので、何回ゲームオーバーになってもいつかは倒せる仕様になっています。

※その際、ポーションなどの回復アイテムを補充して復活します

 

グラフィック

ムービーシーンは、これまでプレイしてきたゲーム(PS5)の中でも間違いなく最高峰。

美しさはもちろん、戦闘ムービーでは迫力・臨場感抜群でBGMも素晴らしく、まるで映画を見ているかのように没頭します。

しかし町・フィールドなどの背景やキャラに関しては、PS5のゲームの中でも特に飛び抜けたとは感じないレベル。

PS5の美麗な他の作品に慣れてしまっているというのもありますが、これ以上のレベルを求めるのはもはや酷かもしれません・・

ただしPS5ゲームの長所であるロードの短さに関しては、グラフィックの質を落とすことによって貢献していることもあると思うので、まあ仕方ないかなとも思えます。

※ファストトラベルの2~3秒くらいが最大のロード時間

没入感を上げるためにロード時間を極力無くしたいと制作者側の意図があったと思うので、これ以上を求めるにはハード側がさらに進化する必要があるかもしれませんね。

 

ストーリー

ネタバレ無しなので詳しく書けませんが、吉田Pが言われていたように「超ド級超高速ジェットコースター」のような先が気になり止め時が分からなくなるストーリー。

賛否両論ありますが、私個人的には最後まで満足できる未プレイの方に薦めたいゲームです。

ただストーリー体験を重視する余り、メインストーリーはおろかダンジョンなどもほぼ1本道なのが不満点ではあります。

ポジティブに捉えれば、余計なことに邪魔されずにストレスなくストーリーのみを追う事ができる。

ネガティブに言えば、色んなアイテムを収集・探索したりするのが楽しい、という方には不満を感じるでしょうか。

あとは世界観の説明に関して今作はかなり力を入れているのが高評価。

過去作では意味不明な専門用語でプレイヤーを置き去りにしている面もありましたが、リアルタイムで用語を確認できたり町の施設で人物相関・用語・地理・世界情勢など詳し過ぎるくらいに知ることができるので、様々な考察やストーリー理解がはかどってアレコレ考えるのが楽しくなったりします。

 

ストーリーの説明に関して中身が何も無さ過ぎるので補足すると、

  • 色々と重い、重すぎる
  • 王道だが大人向けのストーリー
  • 個性豊かな登場人物に感情移入できる
  • 兄弟愛など絆・人との繋がりは刺さるものがある

重い展開が苦手な方以外は楽しめるストーリーになっていると思うのでぜひ。

 

サブクエストについて

サブクエは基本的に、

受注→おつかいをこなす(敵と戦う)→依頼者から報酬を貰う

がほとんどのパターン。

正直言ってこなすのはかなりめんどくさくもあり、ワンパターンで面白くないものばかりです。

メインストーリーが気になり過ぎてサブクエを何個か放置して進めましたが、そのおかげで2つ消滅してしまって全部消化することができませんでした・・

※一応は進める前に注意喚起はある

 

そんなつまらないサブクエですが、絶対に全部クリアすべきです!

サブクエをクリアすることで、世界観の捕捉や人物との関係性がより深く知ることができて、終盤やエンディングで受ける印象や考察がガラリと変わると思います。

個人的にはサブクエと言うよりはメインストーリーの一部だと思っているので、これから始める方にはぜひサブクエも積極的にやっていってもらいたい。

2週目をやるつもりがないのならば、必ず1週目でクリアしておくべきです。

 

バトル

これまでのFFと違って完全にアクション寄りになったバトルシステムはかなり新鮮でした。

従来のパーティーバトルと異なって、主人公であるクライヴのみを操作するシステムなので、やれる幅が狭くなったのが少し残念だったかなと感じます。

ケアル・ヘイスト・プロテス・フレア・・などのお馴染みの多種多彩な魔法は使えず、召喚獣に由来した魔法(イフリート=炎、シヴァ=氷など)やスキルしか使えないのはやはり寂しく思います。

※ケアル=ポーション、プロテス=まもりの薬など、一応はアイテムに代用されていますが

コントローラーに操作を振り分けられる数には限りがあるので仕方ないとは思いますが、そのために炎・氷・雷などの属性の概念や(存在するけど実質的に無属性扱い)状態異常も存在しないので、どうしても脳死で決まったパターンで殴りまくることになってしまうのが残念なポイント(アクション自体は面白いですけど)。

主人公以外にも何人かパーティーを組んで共闘する場面もありますが、CPUが操作のオートプレイなので何か空気に感じてしまうところも残念(でも強めの雑魚を気付かない間に倒している謎の強さもある)。

単調とは思わないですが、もう一工夫あっても良かったかなというのが個人的な感想です。

 

■改善して欲しい点

  • 召喚獣とスキルの組み合わせのセットを何個か記憶できて、瞬時にチェンジできたらバトルの幅がより広く深くなった(雑魚用・ボス用・ガン攻め・カウンター用など)。
  • 様々な効果のアクセサリを大量に入手できるが、3個しか装備できないので使わないものが圧倒的に多い。
    せめて経験値アップ系などは1つでもいいので別枠にして欲しかった(結局は終始これしか付けなかったです)。
    もしくは複合効果のあるアクセサリがあってもよかった。
  • トルガルの装備があってもよかったかも(腕輪など)。
    ステータス画面で強さが見れるが、強さをイマイチ実感しづらい

 

あとは召喚獣バトル、これはかなり良かったと思います。

これまでは召喚獣召喚→ダメージ与えて終わり、という流れが多かったですが、実際に自操作で戦えるのは迫力あって非常に楽しかったです。

途中挿入されるQTE要素は、攻撃・回避は無かっても良かったかなと。

しかしボタン連打に関しては最高潮の熱い場面で要求されるところが多かったので、感情移入してボタンをシバいてました笑。

こういうQTEは個人的に大好きです。

 

その他、気になったところ

やはり探索要素は欲しかったかな

寄り道やエンドコンテンツ的な要素が少ないのが残念なところ。

サブクエはそこまで多いものでもないしモブハントも意外とあっさり討伐できるので、これらが終わるとやることがアレテストーンのスコアアタックくらいしか無くなります。

これでも5~60時間遊べたので十分ですが、せっかくのアクションバトルになったのだから、クリア後の追加ダンジョンや裏ボスなどの要素は欲しかったかなと。

最新武器のありがたみが・・

ストーリーが少し進むと商人や鍛冶屋の武器が更新されるので、素材を使用して作った武器があっさり過去の物になるのはやはり残念。

入手に少し労力がいるエクスカリバーでさえあっさり更新されてしまったのは・・

防御力アップや移動スピードアップなど、武器種によって追加効果があれば色んな選択肢ができて良かったのではと。

あとは素材で武器を強化できるのなら、追加効果の分岐があっても面白かったと思います。

見た目も変えたかった

主人公であるクライヴの見た目(服装)が、ストーリーが進んでもほぼ変わらない(変えられない)のは少し残念。

鍛冶師がいるのだから、見た目だけでも何種類か素材を使って作成できても良かったかなと。

自操作で常に見ているので尚更そう思えます。

マップ絡みはやはり不便

没入感を上げるためにミニマップを廃止したそうですが、それなら代わりにメニュー画面のマップにもう少し工夫が欲しかったかなと。

マップにピン刺しが一応できますが、そのエリアにいないとできなかったり1つしか刺せなかったりと、不便に感じるところは少々あります。

特にモブハントにおいて隠れ家の掲示板でしか場所を確認できないので、場所を忘れることが多く探すのにかなりめんどくさかったのが・・

 

総評

多少不満点はありますが、間違いなく傑作でぜひプレイして欲しい作品であると思います。

ただしストーリーを重視するあまり、RPGとしてのゲーム性は薄く感じるところはあります。

しかしストーリー進行に特化しているので、あまりストレスなく進めて行けるのはいいところでもあります。

制作者側の意図としてとにかくストーリーを楽しんで欲しいとのことなので、それを追求するのならば一番いい形にも思えます。

RPGとしての深さ・ボリュームが少なく物足りないところは当然ありますが、ファミコン版からプレイしている私からすると、FFの良さは「グラフィックとストーリー(+世界観)」と思っているので、そういう意味では原点回帰となる作品であると思いました。

DLCが今後出るのか分かりませんが、色んな意味でこれで終わらせるのはもったいないと思うので、ぜひ作って頂きたいですね。

特に今作は個性的かつ思い入れがある好きな登場人物が多いので、もっと掘り下げて欲しいと思います。


FF16
最新情報をチェックしよう!