【パシフィックドライブ】評価・感想・レビュー【Pacific Drive PS5】

こんにちは、KOUです!

今回は「パシフィックドライブ」評価・感想・レビューについて紹介していきます。

※PS5版をプレイしたレビューとなります。

 

パシフィックドライブ

価格・ジャンル

PS5 4,180円(税込)
Steam/Epic Games Store(PC) 3,400円(税込)

パシフィックドライブは2024年2月22日、PS5とPC(Steam/Epic Games Store)の2つのプラットフォームから発売されました。

ジャンルは「1人称ドライビングサバイバルゲーム」。

 

どんなゲーム?

  • 愛車と共に隔離空間を疾走せよ
  • 物資を集めて自分のアイテム・装備品や車のパーツを組み立てるクラフト要素
  • 同じエリアマップでも入るたびに建物・オブジェなどの配置が変わる
  • 超常現象や不可思議なことが起こるエリアを調査し、謎を解明する

愛車と共に歩め

愛車と共に旅をせよ

画像を見ての通り、ボロボロですがこれが相棒=愛車となります

ダメージを受けると損傷したりドアやバンパーが外れたりしますが、超常現象がうごめく空間では身を張ってプレイヤーを守ってくれる頼もしい相棒です。

ドライブの度に修理などのメンテナンスが必要で少し面倒ですが、これはこれで愛着がわいて楽しい要素でもあります。

オフロードや森などの道なき道を突っ走ることも多いので、むしろボロボロの車の方が損傷した時のショックは少ないです。

物資を集めアイテムを作成

クラフト要素

各エリアをドライブしながら、壊れている車や建物などから物資を集めて、様々な物をクラフトすることができます。

まずは設計図を作成・入手し(これもアイテムが必要だったりと条件があります)集めた物資を消費して、ドアやバンパーなどの車のパーツやアイテム収集のための装備品などを作成していきます。

クラフト要素がこのゲームの肝とも言える部分なので、ここを楽しめるかでこのゲームの評価は分かれるような気はします。

ローグライク要素

ローグライク要素

各エリアは基本的に同じ地形になっていますが、建物や置き去りにされた車・汚染状況など、環境面で入り直すたび変化する構成になっています。

そのため毎回物資の収集場所が変わったりするので、同じエリアマップでも新鮮な気持ちでドライブをすることができます。

超常現象に立ち向かい、謎を解明していく

超常現象に立ち向かえ

地面の隆起や嵐の急襲、触れたら爆発する人形、勝手にライトが点滅したりクラクションが鳴ったりするポルターガイスト現象など、プレイヤーの快適なドライブを妨げる超常現象に立ち向かう必要があります。

そんな隔離された地域の謎を解明し脱出していくのがストーリーの要となります。

※画像のオレンジの光はどう見ても危険そうに見えますが脱出スポットとなっており、超常現象が悪い方面だけに作用する訳ではありません。

まとめ

  1. クラフト・車のメンテナンスを行い、ドライブの準備をする
  2. 各エリアをドライブし、物資を収集・クエストを進める
  3. 拠点に戻り、次のドライブの準備をする

ゲームの基本的な流れは、単純ですが非常に分かりやすいです。

単調に見えるかもしれないですが、クラフトするための設計図の数が多く設備や車の機能拡張もできるので、やれることはそれなりに多いです。

 

クリア時間・ボリュームは?

まだクリアしていないので正確には言えないですが、ゲーム進捗度を見ている限りは10~20時間ほどでストーリーをクリアできるのではないかと思います。

ただし自動生成マップやクラフトのやり込みなど、クリアしても繰り返し遊べるゲーム性になっています。

 

良かったところ

リアルな挙動・動作

車を動かすことがメインとなっているだけあって、挙動や行える動作は面倒な所もありますがリアルです。

ボロい車ならではの不安定な挙動やスピード(加速)が中々出ないところも、厳しい環境を走る上で緊迫感がいい方向に出ているように思います。

 

また、ガソリンを入れる・バッテリーをチェックする・キーを捻ってエンジンをかける・シフトレバー(PとDしか無いですが)の操作・クラクション・ワイパーの操作など、車の運転やメンテナンスでできることは多く、またそれを行うことで車に対して愛着もわいてきます。

もし面倒なら設定で簡略化することもできるので、各プレイヤー好みの仕様にカスタマイズも可能です。

設定の自由さ

設定の自由さ

カメラ速度・酔い対策などの基本的な設定から、ガソリンの自動給油や車の損傷の有無まで、かなり自由に設定を変更することができます。

ただしダメージを受けなくなるなどのゲームの難易度を大幅に下げるような設定は、トロフィーの獲得が不可になるなどのペナルティがあるので注意。

特にそういったものにこだわらずカジュアルに楽しみたい方には、こういった設定の細かい変更はありがたいと思います。

味があるゲーム性

クラフトやメンテナンス、ドライブする、物資を集める、やることは大きく分けてこれだけですが、何度もトライしたくなるゲーム性があります。

全くジャンルは違いますが、モンハンなどのコツコツ素材を集めて楽しめる方には、ハマる・向いているような気がします。

 

気になる点

酔いやすい人は注意

揺れ防止やモーションブラーの設定など、かなり酔い対策の設定が可能になっていますが、それでも私にはけっこうキツいです・・

1回のドライブに行っただけでもう次は・・となるので、長時間楽しみたいけどプレイできないジレンマがあります。

ただ他の酔いやすいゲームよりはマシに感じるので、そこまで気にする必要はないかもしれないです。

昔FPSゲームを毎日プレイしてた時は何ともなかったんですが・・年を取ると色々と弱っていくのを実感しますな。

セーブポイントが限定的

手動セーブ・オートセーブがありますが、手動セーブできるタイミングが拠点に帰った時になるので、時間を確保しておかないと途中中断できないのがかなり難点です。

リタイアのような形で拠点に戻ることもできますが、手持ちの入手した素材を失ったりエンジンなどのパーツが抜かれたりと、けっこうなペナルティを受けてしまいます。

1回のドライブで数十分~1時間ほどはかかるので、中断セーブは実装して欲しかったなと感じます。


追記)
エリア移動間でオートセーブが入るようなので、1エリア終わらせれば拠点に戻らなくてもオートセーブは可能です(1エリア=15~30分ほどが目安)

いい意味でも悪い意味でも単調

基本的に、クラフト・素材入手・ドライブするの流れなので、飽きやすい人には単調でつまらないかもしれません。

各エリアの環境も似たような構成ではあるので、同じような場所をドライブする感が強く、これも飽きやすい要素かも。

会話の内容が入って来ない

会話が全て字幕で画面上部に表示されるため(音声は英語)、運転に集中していると字幕を見ている暇が正直ないです。

危機を回避しているような状況でも淡々と会話が進んで行くので、会話の内容が理解できていないままストーリーが進んで行くこともありがちです。

※一応あとからログで確認はできますが、やっぱりリアルタイムで確認したいですね

 

レビューまとめ

  • 味があるゲーム性
  • クラフトやメンテナンスの楽しさ
  • 酔いやすい人には注意
  • セーブ機会を増やして欲しかった
  • 良くも悪くも単調

「酔い」という個人差がある要素を考慮せず、4000円ほどの低価格で購入できる点も踏まえて、損はしないおもしろいゲームだと思います。

特に車や運転が好きでカスタマイズやメンテナンスに楽しさを見いだせる方には、おすすめできるゲームだと思います。

あとは思ったよりホラー要素も少ないので、そういったのが苦手な方でも特に問題ないかと思います。

そして個人的に一番残念な点は、セーブ機会が限定されすぎな所。

恐らくペナルティ回避のため途中セーブができない仕様になっているのだと思いますが、ロードしたらセーブデータが消える中断セーブが別枠であれば解決できると思うので、アプデで実装してくれたらかなりありがたいです。

追記)エリア移動の際にオートセーブが入るようなので、エリア移動の区切りで拠点に帰らなくても一応は途中中断することができました。

 

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